2012年10月19日

解熱剤は、下熱剤ではありません

解熱剤は、下熱剤ではありません



「 解熱剤 」 というと、

熱を下げてくれる薬、

と思われている方も少なくはないでしょう。



しかし、医師は言います。



読んで字のごとく。 

解熱剤とは、熱を解くものであり、

熱を下げてしまうものではありません。





解熱剤は、下熱剤ではありません




解熱剤を使ったときの熱は、

「 1℃下がればいいほう 」 と、言います。

解熱剤は、熱をいっさい下げてしまうものではなく、

一時的に、熱をさげるお薬です。




たった1℃?と、びっくりされる方もいます。

たった1℃ですが、からだが楽になります。

もちろん、1℃以上お熱が下がる子もいます。




子どもさんが少しでも楽になった、

というときに、水分を摂らせてください。




いちばん気をつけなければいけないことは、

「 脱水 」 だからです。




解熱剤は、下熱剤ではありません




子どもさんが飲みやすいものなら、

水、お茶、イオン飲料、何でもいいと思います。




ただ、糖分が入っているもの ( イオン飲料など ) は、

摂りすぎに注意が必要です。

病気のときほど、お口のケアが不十分になりやすいからです。




眠りに入る直前に摂る水分を、

糖分の入っていないものにするだけでも、

むし歯が発症しにくくなる、と歯科医師さんから聞きました。




摂取する水分の種類に気をつけながら、

そして、水分の量に気をつけながら、

おしっこの量や回数も、気にして見ていただくと

いいと思います。






解熱剤は、下熱剤ではありません



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